風俗求人「無料ビラ」締め出しで有料誌登場 2011/02/18 01:40
風俗求人誌
有料の風俗求人誌は、府迷惑防止条例の規制にかからないが、市の担当者は「きわどい表現もあり、子供が手にとって高額な給与にひかれるなど、興味本意で風俗業界に踏み入れる危険性も考えられる」と指摘。「子供が簡単に手に取れる環境は何としても芽を摘みたい。調査の結果次第で、条例改正に向けた要望や、府警と連携するなどして対策を講じていきたい」としている。
「えっ、お金払ってくれるんですか」-。大阪市内のたばこ店兼喫茶店。店頭のラックに陳列されていた4種類の風俗求人誌をレジに持っていき、定価通り計300円の料金を支払おうとした記者に、店員はけげんな表情を見せ、「料金はいいです」と求人誌を手渡した。同様の陳列ラックが設置されていた市内のCD店でも、無料で求人誌を持ち帰ることができた。
「無断で置かれていた店もある。地域情報誌やクーポン誌を店先に陳列することはあるが、内容をすべてチェックしきれず、よく読んでみると、実態は風俗求人誌というケースも…」。ある大手コンビニチェーンの関係者は打ち明ける。
このコンビニチェーンでは、近畿2府4県の店で毎月、最新の風俗求人誌を手にできると誌上でPRされていたことがわかり、出版元に抗議したという。
有料を装っていても、実際は無料で配布されるケースが多く、大阪市の担当者も「有料化は条例の規制を逃れるための業者の生き残り策ではないか。『無料』問題が形を変えただけ」と分析する。
大阪・ミナミのアメリカ村などの路上ラックでは、風俗関連の求人情報が入った無料の「情報誌」が陳列されていることも判明。ただ、この「情報誌」は風俗求人情報の分量はそれほど多くはなく、市の担当者は「規制にかかるレベルではないのでは」としている。